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なぜ?インコの頭が黒くなる原因とその対処法

 

こんにちは! ルクとエルサの飼い主です。

飼っている愛鳥の頭が、ある日突然黒くなっていて驚いたことはありませんか?

わが家のエルサにも以前そんなことがありました。

いつもとは違う様子に、最初見たときは何が起きたのかと心配になりますよね。

今回は、インコさんの頭が黒くなる原因と、そのとき飼い主さんは何をすればよいのか考えてみたいと思います。

*わたしは獣医ではないので個人の経験談としてお読みください。

 

 

 

可能性1:敷き紙の色移り

敷き紙に新聞紙やチラシを使用しているなら、それをインコさんが一生懸命かじったことによって頭が黒くなっている可能性があります。

もし愛鳥さんが紙をかじることが大好きで、ケージの中の敷き紙がビリビリにかじられている場合、まずはこの可能性を考えてみてください。

まさに、わが家のエルサの頭が黒くなった原因はこのチラシのインクの色移りでした。

ケージにおやすみカバーを掛けたあと、なにかずっとガサゴソしているなと思ったら、夢中で敷き紙をかじっていたようです。

翌朝おやすみカバーを取ると、いつもは真っ白の頭のエルサが真っ黒エルサになっていてびっくりしました^^;

わたしはそれ以降、敷き紙には白紙かキッチンペーパーなど色のついていない紙を敷くようにしています。

これで愛鳥の頭が黒くなるのを防げるので、以前のように「もしかして何かの病気かな・・・」と心配することもなくなりました。

それに、万一本当に病気だった場合に「敷き紙による色移り」という可能性は排除できるので、すぐに病院に連れて行った方がよいと判断することができます。

こういった理由から、ケージの中の敷き紙にはインク不使用の白紙やキッチンペーパー、ペットシーツを推奨します。

↓この白紙はサイズが選べ、量がたくさん入っているので長持ちします。

 

可能性2:筆毛の先の黒い点

もしいま、愛鳥さんが換羽中の場合、換羽によって生えてきた新しい羽が筆毛の状態なのかもしれません。

通常、筆毛の先っぽには黒い点がついています。

黒い点があらわれる前に、愛鳥さんの羽がたくさん抜けていませんでしたか?

もしそうなら、そのインコさんはいま換羽中ということになります。

頭に筆毛がたくさんあればあるほど、頭全体が黒っぽく見えて、とくに初めてインコと暮らしている飼い主さんは不安になると思います。

ですが、これは羽の生えかわる時期には毎回見られる普通の状態です。

ルクエルも換羽期は筆毛の先端に黒い点がありますが、いつも筆毛がほぐれる前に、わたしが気づかないうちに取れています。

インコさんは、わたしたちが想像する以上に羽の生えかわりに相当な体力を使っています。

食欲が落ちてうんちの状態がいつもと違ったり、ケージから出たがらなくなったりすることもあります。

換羽中はいつもより元気がないように見える日も多いです。

わが家の2羽も換羽中は毎回体調を崩しやすくなります。

そのため、筆毛の先の黒い点が気になっていた飼い主さんは、いつも以上に愛鳥さんを注意深く観察し、やさしく声をかけて安心させ、こまめなお世話を心がけましょう。

 

可能性3:ヒナ換羽による羽色の変化

愛鳥さんがもしまだ生後6か月未満ほどで、はじめて羽の生えかわりを経験している場合、ヒナ換羽による色の変化の可能性もあります。

もともと黒い色素の遺伝子を持って生まれたヒナの場合、色がだんだんと濃くなってきたのかもしれません。

病気の場合、頭や体の羽が不自然に黒くなることがあるようです。

もし自然な感じに羽がワントーン暗くなったのであれば羽の色の変化とも考えられます。

わが家のルクは、ヒナのときにはパステルカラーのような淡い羽色でしたが、ヒナ換羽で生えかわり何トーンか明るい鮮やかな羽に変化しました。

このように、ヒナ換羽により羽の色が変わるインコさんも結構いるようです。

ただ、インコの体調不良が羽に表れやすいことは事実です。

万一病気だった場合、免疫力の低いヒナは手遅れになるケースも多いです。

いつも一緒に生活している飼い主さんが「何かおかしい」と感じているなら、一日でも早く鳥専門の獣医に診てもらうことをおすすめします。

インコの体調は急変しやすいので「きっと大丈夫だろう」と様子見することはぜったいに避けましょう。

 

 

可能性4:発情・産卵による羽色の変化

インコさんは、その体の構造上、健康なときでも常に肝臓には負担がかかっています。

発情期に頭が黒くなったり、産卵してから頭が黒くなるインコさんもいるようです。

発情や産卵は、ただでさえ酷使している肝臓にさらに負担をかけることにつながります。

ですので、もし愛鳥さんが頻繁に発情する場合、発情を抑制させることが大変重要です。

飼い主さんは、愛鳥さんとのスキンシップを控えたり、日中の日照時間を短くしたりなどできる範囲で対策を講じる必要があります。

それでも発情がおさまらない場合は、病院でホルモンをコントロールする薬を処方してもらうことができますので、早めに獣医師に相談しましょう。

わが家のルクもこれまでに何度か産卵しているので、かかりつけ医に相談しながら発情を抑える工夫をするようにしています。

 

可能性5:肝臓疾患などの病気

さきほどもお話ししましたが、インコさんは肝臓に負担がかかると羽にもその兆候が表れます。

もし、ここまでの可能性1〜4のどれにも当てはまらない場合、愛鳥さんの肝臓はかなり負担がかかっている状態かもしれません。

肝臓疾患の原因もいろいろあるようで、先に述べた発情と産卵もそうですが、太り過ぎも肝臓に悪影響を及ぼします。

また、生まれ持った体質でもともと肝臓が弱いインコさんもいるようです。

肝臓疾患以外の病気で羽の色が変わった可能性も、もしかしたらもあるかもしれません。

心配な場合は、一日でも早く病院に連れて行き、適切な治療を受けるようにしてくださいね。

わたしはちょっとでも不安に感じたら、すぐにかかりつけ医に診てもらうと決めています。

インコさんは一旦体調を崩すと待ったなしで悪化していくケースが多いためです。

病院できちんと診てもらうことで、飼い主さんも愛鳥の健康状態をよく理解でき、毎日のお世話もなにをどうしたらよいか見えてくるはずです。

 

おわりに

ここまで目を通してくださりありがとうございます。

今回は、インコさんの頭が黒くなる原因と、そのとき飼い主さんがとるべき対応をお話ししました。

紙をかじったり筆毛の黒い点ならまだ安心できますが、肝臓への負担はやっぱり怖いですよね・・・。

わたしがルクエルとの暮らしで決めているのは「よく観察し、様子見はしない」ということです。

いつも一番そばにいて一番よく見ているわたしが「いつもとちょっと違う」と感じるなら、インコは確実にいつもと違う状態にあると思うからです。

「とにかくすぐに病院に連れていく」。

愛鳥の健康を守るために飼い主ができることを、わたしもこれからもしていきたいと思います。

それではまた^^

 

 

 

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