
こんにちは、ルクエルの飼い主です。
「飼ってるインコが突然かむようになった」
「愛鳥のかむ力が強すぎて耐えられない」
「噛むのをやめさせたいけど、どうしたらいいの?」
インコと暮らしているなかで、こんな悩みをもつ方も多いと思います。
インコの代表的な問題行動のひとつが噛むことです。
今回は、わが家のルクとエルサの経験から、この問題について考えてみたいと思います。
インコが噛むのはなぜ?
インコに手や指をかまれると本当に痛いですよね。
あんなに小さな体からは想像もできないくらい、激しい痛みを感じるときもあります。
私もこれまでなんどもそんな経験をしてきました。
でも、インコが人間の手や指をかむのには、ちゃんとした理由があります。
まずは、そのわけをひも解いてみましょう。
インコは人間の手がこわい
想像してみてください。自分よりはるかに巨大な別の生きものが近づいてきました。
それだけでも、もうすでにかなり怖いです。
そのうえ、別の巨大ななにかが目の前に。これが私たち人間の手です。
小さなインコにとって、私たち人間はとてつもなく巨大な生きものです。
私たちの手もセキセイインコの体の数倍あるので、インコにとって脅威にちがいありません。
たとえそれが大好きな飼い主の手であっても、おそらくインコには区別がついていません。
動物はみな、恐怖を感じると相手に対して攻撃にでます。
インコが私たちの手指をかむのは、恐怖心からくる、身を守るための本能的な行動です。
だからこそ、インコと接するときはまずやさしく声をかけ、それから笑顔でていねいに接するようにしたいですね。
インコは手を不法侵入者だと思っている
もし、インコが手指をかむのがケージの中にいるときなら、手指を自分のなわばりを侵す不法侵入者だと認識しているかもしれません。
私がお水の取り替えなどでケージの中に手を入れると、「私のなわばりに勝手に入ってこないで!!」と言わんばかりに指を噛もうとしてきます。
(いまは噛もうとするだけで、実際に噛むことはなくなりました。)
私もなるべく愛鳥たちにストレスをかけないようにしたいので、放鳥タイムにケージ内のお掃除などを済ませるようにしています。
自分の何倍もの大きさの手が自分のお部屋に勝手に入ってきたら、怖がって噛んでしまうのも当然のことかもしれません。
どうしてものとき以外は、ケージのお手入れはインコがケージの外にいるときに行うのがベストですね。
大きな反応をもらって嬉しかったから
飼い主や家族の反応を楽しんでいるところのあるインコたち。
もしかしたら、過去に飼い主の手指をかんだとき、飼い主が大きな声をだしたので、それが嬉しくてくり返すようになった可能性があります。
インコにとって印象にのこる楽しい出来事になってしまったのですね。
インコの行動は「それが良いことか悪いことか」よりも、「大好きな飼い主さんから反応をもらえるかどうか」に焦点をあてているように思います。
ラブバードや1羽飼いのインコの場合、とくにその傾向が強いです。
じっさい、わが家のルクとエルサもそうです。
遊んでいる2羽のかわいい行動をみたときに、私が「かわいいね!」と声をかけると、そのあとしばらく何度もその行動をくり返し、私の反応をうかがいます。
そんなほのぼのする行動ならよいのですが、噛むのは本当に困った問題。
噛まれたら黙る。噛まれたら無視する。これがインコにはいちばん効きます。
「なあんだ、なんの反応もなくておもしろくない」とインコに思わせる。
これが、インコが噛まなくなるためのしつけの重要なポイントです。

ある日突然かむようになったインコ
ふだんは噛まないのに、急に噛むようになったインコ。
その場合、いくつかの理由が考えられます。
繁殖期または抱卵中
インコはいま、もしかしたら発情期、もしくはメスならおなかに卵があるかもしれません。
いつもは噛まない良い子でも、そういったデリケートな時期はとても強い力で噛むことがあります。
ルクもそうでしたが、これはほんのいっときの行動です。
そんなときは、あまり積極的に近づかずにそっとしておきましょう。
時間が過ぎるのを待てば、またもとの良い子に戻ります。
寄生虫など身体的ストレス
人間とおなじで、身体的に辛いときやしんどいときは、インコも余裕がなくなります。
それが理由で、人間にかまわれるのが苦痛で噛んでしまうケースがあります。
もし、インコが発情期や抱卵期でもなく、ほかの理由も思いあたらないのに噛むようなら、病気の可能性も考えておいたほうがよいです。
とくに体のなかに寄生虫がいる場合に、不快感から噛むようになることがあると聞きます。
心配な場合は、なるべくはやめに動物病院に連れていき、獣医師に相談してみましょう。
いやなことをされたから
飼い主や家族にいやなことをされたことがきっかけで噛むようになるインコもいます。
ここまでの理由に当てはまらない場合は、なにか心あたりがないか、いまいちどよく思い出してみましょう。
もしかしてあの出来事?と思いあたったとしても、落ちこまないでください。
心からの優しさと思いやりでインコと接することを続けていけば、きっとまた噛まなくなるはずです。
小さな体からは想像できないほど、大きな愛情をもっているインコたち。
わたしたちも、どんなときでも心からの愛情をもってインコと接したいですね。

インコが噛まなくなる方法
インコに手指を噛まれると本当に痛いので、どうにかして噛まない子になってほしい。
以前はわたしもおなじように悩んでいましたが、いまはもう2羽とも噛まなくなりました。
ルクエルとの生活のなかで私が実践してきたことを、いくつか挙げてみたいと思います。
- 手でえさやおやつを与える
- 1日1回はカキカキをする
- インコがケージにいるときは手を入れない
とくに、放鳥タイム中におやつのシードを手から与えるのは効果があると感じます。
愛鳥さんが手乗りインコなら、どれもそんなにむずかしいことではないと思います。
インコに「手はあなたの敵じゃないよ」「手はあなたにとって良いものなんだよ」と刷り込むような感じで行います。
そのさい、ゆっくりやさしく手を動かすことがポイントです。激しい動きでインコを怖がらせてしまっては逆効果です。
そして1日1回のカキカキ(ほっぺをなでること)も、たいへん効果があります。
ちょっとしたことばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
これをずっとくり返しているうちに、ルクもエルサも噛むことがなくなりました。
愛鳥さんが手乗りでない場合は、時間をかけてすこしずつ、指でおやつをつまんでそっと差しだすように与えてみてください。
ペットグローブを活用しよう
そうはいっても、インコに噛まれると本当に痛いもの。
ルクにかまれてつらかった時期、わたしが使っていたのが「ペットグローブ(噛みつき防止手袋)」です。
このペットグローブをはめているかぎり、噛まれても痛くありません。
その安心感から、気が立っているルクに対して、こちらはいつもと変わらない態度で接することができました。
ペットグローブを使うことで得られたメリットは、想像以上に大きかったなと思います。
こちらはポリエステル素材の手袋で、お洗濯できるのでいつも清潔に使えます。
大きめのインコを飼っている方には、下の牛革製のペットグローブのほうが安心して使えると思います。
セキセイインコでも噛む力がかなり強い場合には、こちらのほうが痛みを感じずにすむかもしれません。
こういった便利な商品を活用しながら、インコも人も、お互いにストレスのない生活を送れるといいですね。
おわりに
いまは愛鳥にかまれて痛くて辛い思いをしているかもしれません。
でも、噛まれるのが耐えられないからといって、インコを手放そうとだけは考えないでください。
大丈夫です。いまの状態がずっと続くわけではありません。また噛まなくなるときがきます。
ルクが3才くらいのころ、発情期のルクに指をかまれたとき、全身に衝撃が走るくらい痛くて涙がでそうになったことがありました。
でも、そのあとしばらく経ってから、ぴたっと噛まなくなりました。
発情期でなかったとしても、私たち人間に反抗期があったのとおなじように、インコにも反抗期があります。
困った時期というのは、人間でもインコでも誰にでもあるものなのでしょうね。
それを乗り越えた先には、今よりもっと幸せなインコとの関係が待っています。
小さなかわいい家族と暮らす方に、この記事がすこしでも参考になればうれしく思います。































































































































