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どうすればいい?セキセイインコの卵詰まりの原因と対策

こんにちは、ルクエルの飼い主です。

2023年1月、ルクがはじめて「卵詰まり」を経験しました。

いまからおよそ1年半前のことです。

「卵詰まり」はメスのインコにとって重大な病気。命にかかわるおそれもあります。

幸いルクは一命をとりとめ、いまも元気に暮らしています。

「卵詰まり」はよく起こるわりに一刻を争う重大な病気でもあります。

今回は、その「卵詰まり」について情報を共有したいと思います。

 

 

卵詰まり(卵秘・卵塞)について

「卵詰まり(たまごづまり)」は「卵秘(らんぴ)」「卵塞(らんそく)」とも呼ばれ、メスのインコの生殖器の病気です。

名前のとおり、おしりに卵が詰まってしまい排泄もできなくなります。

インコの命にかかわる病気です。

とくに高齢のインコや、逆にまだ幼いインコが発症するケースが多いようです。

産卵する女の子ならみんな卵詰まりになる可能性があります。

ルクは5才4か月のときにはじめて卵詰まりになりました。

ルクのおしりに卵が詰まっている様子をみたときは私もとても慌てました。

飼育書で読んだり話に聞いたことはあっても、それまで一度も卵詰まりになったことがなかったので、どこか他人事のように思って油断していました。

この記事を読んでくださっている方のなかには、まさにいま愛鳥さんが卵詰まりになっている方もいるかもしれません。

ですがどうか落ちついて、この記事を読みすすめてください。

卵詰まりになったらすぐに病院へ連れていく

卵詰まりになった愛鳥さんは、可能なかぎりすぐに病院に連れていくことが大切です。

ルクエルのかかりつけ医によると、卵詰まりは発生してから24時間以内に処置をおこなう必要があるそうです。

それ以上時間が経過してしまうと、ますます命が危険にさらされます。

とはいえルクが卵詰まりになったときは1月の、それも三が日中だったので、すぐに病院に連れていくことができませんでした。

私もかなり焦りましたが、いろいろ調べてなんとか、車で1時間ほどの距離にある夜間緊急動物病院に連れていき、ルクの卵詰まりを解消することができました。

そのときすでに発生から48時間近くたっていました。

すぐに処置をしてくれた先生と、ルクのすばらしい生命力にただただ感謝するばかりです。

卵詰まりになったらとにかく少しでもはやく病院に連れていき、適切な処置を受けることが重要です。

そのためにも普段から、信頼できるかかりつけ医をみつけておくことが大切です。

ルクのように長期連休中に卵詰まりが発生することもあるので、いざというときのために緊急病院を探しておくことも大事です。

卵詰まりになる原因

卵詰まりになる原因のひとつが環境問題です。

卵詰まりは気温の低い環境で発生しやすいので、とくに気温の低い時期はお部屋とケージ内の温度に気を配るようにしましょう。

鳥さんの保温方法についてはこちらの記事に詳しく書いています。

そして高齢のインコや、まだ成熟していない幼い子も卵詰まりになりやすいと言われています。

セキセイなどの小さなインコの場合、およそ8才くらいからが高齢とされています。

ただ、ルクのように5才の安定期でも卵詰まりになることもあるので、油断はせずに愛鳥さんをよく観察するようにしたいところです。

そして、おしりに違和感がある素振りをするようであれば、できるだけはやく病院に連れていきましょう。

注意したいのは、栄養不足が卵詰まりを引き起こすことも多いという点です。

ルクエルのかかりつけ医のすすめで2羽に与えているのがこちらの栄養剤です。

いろんなビタミンが含まれているマルチビタミン剤で、ペレットに少しふりかけるだけでOKです。

カルシウム補給も卵詰まり予防に効果があるといわれています。

メスのインコさんを飼育されている方は、ぜひ与えるようにしたいですね。

このカルシウム剤はルクが初めて産卵した直後からずっと与えています。

こちらもペレットに少しふりかけるだけで大丈夫です。

そして、ルクとエルサが生後6か月のころからずっと食べているペレットがこちらです。

動物病院おすすめの総合栄養食なので安心して与えられます。

もしいま愛鳥さんに与えているごはんがシードの場合、栄養がかたよってしまいます。

炭水化物だけを与えていることになるためです。

今日からでも少しずつ総合栄養食のペレットに切り替えていきましょう。

ペレットについてはこちらの記事に詳しく書いています。

卵詰まりにならないための対策

ルクの苦しそうな姿をみているのは私にとっても大変な苦しみでした。

この一件があって以来、ルクがもう卵を産むことがないよう、これまでよりいっそう生活習慣に気をつけることにしました。

まず、1日の日照時間を12時間に徹底すること。

それまでは人間の都合で13〜14時間起きている日がほとんどでした。

それを12時間きっちりにすることで発情を抑えられているので、効果があると感じています。

ちなみにエルサはいま5才4か月ですが、卵を産んだことは一度もありません。

おなじ女の子でも個体によっていろいろなのですね。

卵詰まりにならないためには、とにかく「卵をつくらせない=発情させない」ことが重要です。

放鳥タイムのルクとのスキンシップは以前より控えめにしています。

おわりに

産卵はインコの体に大きな負担がかかります。

卵詰まりの危険性も避けられないので、発情を抑える工夫をすることは飼い主にとって重要な課題といえます。

2024年8月現在、ルクは6才11か月。毎日とても元気に暮らしています♪

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