今日から3月。もうすぐ春ですね♪
春といえば、秋と並んでインコさんをお迎えするのによい季節といわれます。
とくに春生まれのヒナは寒くなる前に大きくなるので、気候面でも比較的安心して育てることができますね^^
インコさんを新しい家族に迎えようと考えたときに、気になることの一つが飼育にかかる費用ではないでしょうか。
そこで今回は、インコと暮らし始めて今年で5年目の私がインコの飼育にかかるリアルな費用をお伝えしようと思います。
インコさんの生活環境は飼い主の価値観によるところが大きいので、この記事の内容もあくまでルクとエルサの飼い主基準となっています。
セキセイインコだけでなく、ほかの種類のインコさんにも共通点があると思いますのでぜひ最後まで目を通してみてください。
一時的にかかる費用について
ここから紹介する内容と費用はセキセイインコのヒナ1羽を迎えたときのケースです。
まずはお迎え準備から最初の数ヶ月間にかかった費用から見ていきます。
結論からいうと、わが家の場合はおよそ10万円のお金が必要でした。
以下がその内訳です。
- ペットショップのお迎え料(生体) ・・・約4,000円
- メガバクテリアの治療代 ・・・約5,000円 × 通院回数(10回ほど)
- メガバクテリアの治療に伴う交通費 × 通院回数
- プラケース ・・・約800円
- ペットヒーター ・・・約4,000円
- サーモスタット ・・・約4,000円
- さし餌 ・・・約3,000円
- さし餌用スプーン ・・・約300円
- 料理用温度計 ・・・約2,500円
- クッキングスケール ・・・約2,500円
- ケージ ・・・約10,000円
- ケージを吊るすスタンド、またはチェスト ・・・約12,000円
ケージやスタンドなどは、飼い主さんによってかける金額に幅がありますので参考程度にみてくださいね。
一時的にかかるお金のなかでもっとも考慮したいのは、メガバクテリアの治療費です。
上の内訳のとおり、最初にかかった費用のうち、交通費を含めおよそ6割は治療費が占めています。
そもそもメガバクテリアってなに?という方はこちらの記事を読んでみてください。
メガバクテリアについて、鳥専門でないペットショップではとくに何も言われないかもしれません。
ですが、インコの飼育書にはかならず記載されています。
セキセイインコはお迎えしやすい価格で販売されていることが多いですが、お迎え後すぐに治療費がたくさんかかることはおさえておきましょう。
また、医療費はルクとエルサの通っている動物病院の基準で書いています。
実際の費用は病院により差がありますので、お迎え前に確認することをおすすめします。
そのほかのアイテムに関してはこちらの記事を参考にしてください。
永続的にかかる費用について
つぎはインコさんと暮らしている間ずっとかかる費用を確認しましょう。
ここでもセキセイインコ1羽のケースです。
- ペレット ・・・2,500円/2ヶ月
- おやつ ・・・1,000円/6ヶ月
- とまり木 ・・・500円/月
- おもちゃ ・・・500円/月
- 定期健診 ・・・5,000円/3ヶ月〜4ヶ月
- つめ切り ・・・500円/月
- 光熱費
まず主食となるペレットですが、わが家では一袋を2羽で1ヶ月ちょっとで消費しているので、1羽の場合は2ヶ月はもつ計算で上のように記載しました。
おやつは健康維持のためたまにしか与えないようにしているのでほとんどかかりません。
とまり木やおもちゃなどは、ダメになったらすぐ取り替えられるよう新しいものを常にストックしています。
インコさんはかじることが大好きなので案外早く取り替え時期がやってきます^^;
ルクエルの定期検診の費用はいつもそれぞれ5,000円ずつくらいです。難しいつめ切りも先生にお願いしています。
さいごに光熱費ですが、人間だけの暮らしに比べると確実に上がります。
以下の記事でも書きましたが、インコさんの飼育は温度管理がとても重要なのです。
ペットヒーターの使用だけならそこまで光熱費はかさみませんが、エアコンで部屋の温度を調節する場合は光熱費も案外ばかになりません。
人間にとっては快適な室温でも、インコさんにとっては寒くて羽をふくらませていることがよくあります。
とくに季節の変わり目などは注意して温度管理をおこないましょう。
インコさんに与えるフードについてはこちらの記事で紹介しています。
予定外の出費がかさむことも
インコさんはとても繊細な生き物で、ちょっとしたことで体調を崩します。
そんなときはしばらく様子を見ることはせずに、速やかに動物病院へ連れていく必要があります。
自然界ではインコさんは小さくて弱い生き物なので、敵に狙われないよう身を守るために体調が悪いことを隠そうとします。
そのため飼い主さんがインコさんの異変に気付いたときには既に手遅れの状態になってしまっていることが多いのです・・・。
ちょっとでも「いつもと様子が違う」と感じたら、すぐに病院へ連れていきましょう。
エルサが一度急患扱いで診てもらったことがありました。そのときにかかった費用を紹介しておきます。
- 診察・検査・薬など ・・・約10,000円
- 時間外診察料 ・・・2,000円
- 往復交通費
このときのエルサは生まれてからまだ2回目の換羽期で、羽のはえかわりに相当体力を奪われていたようです。
先生に診てもらって異常はなかったので安心しましたが、明らかにいつもの元気がなかったのでとても心配しました・・・。
症状や病状によって医療費にはかなり差がありますので、愛鳥さんの万一に備えて予定外のお金がかかるかもしれないことはいつも考えておきたいですね。
一年間にかかる費用はざっとこれくらい
わが家のこれまでの家計簿をさかのぼって計算してみたところ、インコさん1羽にかかった一年あたりのお金はおよそ6〜7万円でした。
一月あたりの平均にすると5,000円から5,800円ほど。
もちろん平均値なので、そんなにかかっていない月もあれば突発的な出費のあった月はもっとかかっています。
でも月に5,000円くらいと考えれば、最初に治療費などがかさんだとしても気持ちの面で飼い主さんの負担は少し軽くなるのではないでしょうか。
おわりに
ここまで目を通してくださりありがとうございます。
今回はインコさんとの暮らしにかかる費用についてお話しさせていただきました。
インコさんは小さくて繊細な生き物なので大変なこともありますが、それ以上に毎日たくさんの幸せを私たちに与えてくれる愛おしい存在です^^
ルクとエルサと暮らしていると、小さくてきれいな色でキラキラしていて宝石みたいと思うことがよくあります。
そのうえ私たちにいろんな方法で愛を伝えてくれます・・・♡
ユニークな魅力をたくさん持っているインコさん。
これから始まるあなたとインコさんの幸せな暮らしに、この記事が少しでもお役に立つことができればうれしく思います。
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